出産レポ③
目覚めたものの・・・何が何だか・・・・
先生から、それまで起きたことの説明は特にされず・・・
これからの相談がされました。
「今、麻酔を使って、痛みを取ってます。
こたこたさんが、今すぐ、この出産を終えたいって望むなら、麻酔も入っているので、スタッフさえ揃えば、すぐに帝王切開できます。そうすれば、あと1時間後には、もう赤ちゃんに会えてると思います。
そうではなくて、このまま、下から産みたいと望むなら、それもできます。
麻酔が入っているので、無痛分娩にはなりますけど、お産自体は進んでいるし、赤ちゃんも、ぜんぜん元気なので、このまま産むことも十分可能です!
ちなみに、麻酔を入れた時点で、子宮口は8センチ開いていました。
こたこたさん、どうしたい?」と。。。
しかし、この時のあたしは・・・・
その話はわかったけれど・・・この状況になったことが、全く把握できないまま・・・
「なんか、よくわからないんですけど・・・・このまま産めるのであれば・・・・できれば、切らないで産みたいですけど・・・。」と答えたと思います。
そして先生は、「わかりました!タイムリミットを決めて・・・10時!10時に、もう一度、診察をしてみて、それで分娩にならないようであれば、帝王切開に踏み切ることにしましょう!10時の時点で、イケるなら、産みましょう!」と。
そういうことで、あたしのお産を進めていくことになりました。
麻酔を使っていることで、陣痛が弱くなっていったりすることがあるとのことで、陣痛のコントロールをするために、陣痛促進剤を使うこと。。。
注意をしていないと、促進剤を入れすぎると、子宮の収縮が強くなりすぎて、子宮破裂を起こす危険性があるので、モニターを見ながら、少しずつ薬を入れていきます!とのこと。
いきみのある陣痛を感じないというのは、赤ちゃんを産み出すための、火事場の馬鹿力が発揮できなく(せいぜい便秘のカチコチうんちを出す程度の力しか出せないそう)で、また、力を入れる場所もわかりにくいので、分娩に時間がかかりすぎることになりかねないので、もう一人先生を呼んで、お腹を上から押す『圧出』をすること。。。。
そして、赤ちゃんは、吸引をして引き出すこと。。。
圧出をすると、出血量が増える可能性が出てくること。
吸引をすると、裂けやすく、普通に会陰切開をしても、更にバリバリっとイッてしまうことが多いので、切開を大きめにすること。
破水をさせると、お産が進みやすくなることがあるので、この時点で破水をさせました。
説明を聞いたり、処置をしたりしながら、時間が過ぎ・・・
ついにタイムリミットの10時!
診察しに戻ってきた先生と助産師さん
診るなり先生は
「こたこたさん!!!いこう!!このまま、産みましょ!!!
全開全開!髪の毛が見えてるし、指の第二関節ぐらいのところまで、赤ちゃん下りてきてる!!!」
ということで、いよいよ分娩。
別の先生にも連絡を取り、11時には、分娩室へ来られるとのこと・・・
それまでの間に、いきむことをしてみましょう!とのことで、陣痛の波形に合わせて、助産師さんから指示が出され、いきむ・・・が、やはり、痛みも何もないのでうまくいかない。。。
何度かやるうちに「そうです!そうです!その調子で!」と言ってもらえるように。
そうこうしてるうちに、先生到着!
産み出す時がやってきました!
お腹を押す先生の手を押し返す勢いで力を入れてね!と言われて始まりましたが・・・・
ナメてました・・・・
押すって、そ~ゆ~こと~~~????な感じ。
まるで心臓マッサージ並みですよ!
力を入れるも何も・・・・ギャーーーーッ!!あたしの内臓大丈夫か????的に、押され続け・・・・
それでも1回目の圧出で頭に吸引カップを被せることができ、2回目の波の前に
「次で出すからね!あと1回頑張って!思い切り、いきんでね!」と。。。。
そして、助産師さんの「きたよ~いきますよ~!はいっ!いきんで!」の号令で・・・・・・
「は~い!生まれたよ~!11時24分!女の子よ~!」の先生の声のあと
フンギャ~~!!と産声が。
もぉ・・・ホント、嬉しいというより、安堵。
頑張ってくれてありがとう!
よくわからないけど、お母さんは、途中、頑張れなかったのかもしれない・・・ごめんね。
でも、ほんと、ありがとう!
生まれてくれて、ほんと、ありがとう!
そんなことを思っていたように思います。
そして、赤ちゃんを綺麗にして、計測をしている間、旦那ちゃんと姉は、写真を撮ったり、ビデオを撮ったり、良かった良かった・・・と言いながら。
全員が安堵の中、産後の処置に入りました。。。
この記事へのコメント